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ビットコインとシステムトレード (Bitcoin & Automated Algorithmic Trading)

ビットコインの自動売買システム構築とトレード実践結果 (Automatic Bitcoin Trading System Implementation and Trading Result)

日利1%の世界(※ビットリージョン等のHYIPの話ではない)

BTCが10万円を超えた2016/12/22(木)あたりから、Quoineの割安感が強まっています。coincheckやbitFlyerと比較した際の乖離が2〜3%というのもザラです。それらのショート側取引所のレバレッジを3〜4倍かけることで、裁定取引で日利1%を取れる状況です(やり方は過去のエントリで紹介)。ビットリージョン等の怪しげなHYIPよりはよっぽど堅いと思います。正月3ヶ日明けの2017/1/4(水)からは資金の動きも活発になるはずで、乖離が解消に向かっていくのかどうか、要注視です。

日利1%といったハイリターンを目にすると、リスクも相応に高いんじゃないの?と感じるかと思います。それはまあその通りで、Quoine含むビットコイン取引所がMt.Goxのように破綻して、投下した資金が全額ロストする可能性がゼロだと言い切ることはできません。ただし、それは漠然とした不安・リスクとして感じたままにしておくのではなく、定量的に把握しておくと良いです。ある期間中の利益をg、全額を失う確率をpとすると、pとgは下記のような関係にあります。

g * (1-p) - 1 * p < 0

p > g /(1+ g)

ここで、日利1%の複利からgを計算すると

  • 30日後: g = 35%
  • 60日後: g = 82%
  • 90日後: g = 145%

となります。gから考えられるpは下記のとおりです。

  • 取引所破綻(30日後)確率 (g = 0.35): p > 0.35 / 1.35 = 26%
  • 取引所破綻(60日後)確率 (g = 0.82): p > 0.82 / 1.82 = 45%
  • 取引所破綻(90日後)確率 (g = 1.45.): p > 1.45 / 2.45 = 59%

つまり、当該取引所が30日後に26%の確率以上で破綻し得ると考えるのであれば、その取引機会には手を出さないほうがよいです。それよりも信頼に足るのであれば、試す価値はあると言えます。60日後であれば45%、90日後であれば59%です。取引所の信頼性については肌感覚も大事ですが、確率の数字を目安として把握しておくと、少しは取引に臨む姿勢・心づもりも変わるかもしれません。